新型GIANT Anthem Advanced SLシリーズは、登場以来、世界中の注目を集めています。
2025年のアラン・ハザリーによるエリート男子XC世界選手権優勝、そして2026年シーズン開幕から勢いを見せるダリオ・リロの活躍といったプロレースでの実績に加え、世界有数のMTBメディアから数多くの高評価レビューを獲得。
GIANT史上最軽量かつ最速のXCバイクとして開発された新型Anthemは、このカテゴリをリードする存在として確固たる地位を築いています。
新しいAnthemシリーズは、2つのラインナップで展開されています。
レースを制するために開発された「Anthem Advanced SL」と、より幅広いXCライディングやトレイルライドに対応する「Anthem X Advanced SL」。Anthem X Advanced SLは、より長いストロークのフロントフォークと、スピード感あふれるXC走行からトレイルライドまで対応するコンポーネントを採用しています。
「大きな進化を遂げたXCプラットフォーム」
オーストラリアのMTBメディア「Flow MTB」は、レース仕様のAnthem Advanced SL 1を徹底的にテスト。その長期レビューでは、新世代Anthemの進化を明確に評価しました。
「新世代Anthemは、XCプラットフォームにおける大きな進化を遂げた。刷新されたサスペンションレイアウトによって、2本のボトルを搭載できるスペースを確保したことも歓迎すべき点だが、さらに重要なのは、反応性とグリップ性能が向上したことだ」
起伏に富んだオーストラリアのトレイルで数か月にわたる実走テストを行ったFlow編集者のウィル・バレットは、次のようにコメントしています。
「新型Anthemは間違いなく、より落ち着きがあり快適に走れるバイクになった。下り性能も大幅に向上している。これはアップデートされたジオメトリーとロングストロークのドロッパーポストによる部分が大きい。さらに印象的なのは、軽量性を維持しながらフレーム剛性まで向上させている点だ。それを支えているのが、ハイエンドなXCRホイール。速く、頑丈で、反応性にも優れている」
比較テストでの優位性
ドイツの権威あるMTBメディア「Bike Magazin」は、フラッグシップモデルであるAnthem Advanced SL 0を、Yeti ASR T3と直接比較しました。
どちらもBike誌が過去にテストした中で最軽量クラスのXCフレームとして評価されたモデルです。
しかし実際のトレイルでは、明確な違いが現れました。
Anthemに搭載された超軽量XCR WheelSystemは、激しいスプリント勝負で大きなアドバンテージを発揮。Bike Magazin編集者のジャン・ティマーマンは、XCレースコースにおいてフルサスペンションバイクとは思えないその軽快さを評価しています。
「ペダルを踏み込めば、2.4インチ幅のタイヤを装着しているにもかかわらず、軽量なカーボンホイールが力強く前へ進む。XCコースでのスプリントやゴール前の争いでは、この低いホイール重量が大きな違いを生む」
また、FlexPoint Proサスペンションについても高い評価を獲得。
「荒れた路面を吸収しながら、同時に高い感度とコントロール性を備えている」
とコメントしています。
2台を比較した結果について、ティマーマンは次のようにまとめています。
「より妥協のないレーシングバイクであり、高速クロスカントリースプリントにおいて優れた性能を発揮する。世界選手権タイトルを狙うライダーに最適な一台だ」
Anthem Advanced SLはYeti ASR T3との比較テストで僅差ながら勝利。さらにコストパフォーマンスにも優れ、
「現代のクロスカントリーコースに対応するサスペンションを備えた、本格的なレーシングバイク」
として評価されました。
「GIANT史上最高のXCバイク」
技術系編集者として知られるジェイムス・ヒュアンは、自身のニュースレター「n-1」で、Anthemシリーズの詳細レビューを公開しました。
台湾で行われた発表イベントと、彼のホームトレイルであるコロラドでの実走を通じた評価は明快でした。
「サスペンションは素晴らしい。驚くほど軽量で、ジオメトリーも完璧だ」
さらに実走での印象について、ヒュアンはこう続けています。
「軽量な車体に加え、高速転がり性能を持つ29×2.4インチのMaxxis Aspenタイヤとの組み合わせにより、Anthem Advanced SLは圧倒的な登坂性能を発揮する。登りを走ること自体が本当に楽しく、10年以上前に設定した異なる2つのトレイルで、意識していなかったにもかかわらず自己ベストを更新しそうになった。それほどこのバイクで走ることが楽しかった」
総評として、ヒュアンは次のように結論づけています。
「GIANT史上最高のXCバイクであるだけでなく、このカテゴリー全体でも最高峰の一台と言えるだろう」
さらに高まるファーストインプレッション
「BikeRadar」のトム・マーヴィンも、新型Anthemシリーズの製造技術を実際に確認し、GIANT本社周辺のトレイルでAnthem Advanced SLとAnthem X Advanced SLを試乗しました。
トレイル志向のAnthem X Advanced SLについて、最初の印象をこう語っています。
「幅広いトレイルでまさにロケットのような走りを見せる。登りでも下りでも、急勾配をまったく恐れない」
登坂性能についても、高いペダリング効率と不要なサスペンションの動きの少なさを評価しています。
「登りに入りペダルを踏み込むと、バイク自身が前へ進もうとしているように感じる。Foxダンパーのロックアウトレバーに手を伸ばす必要は一度もなかったし、ショックリモートがないことも気にならなかった」
アップデートされたジオメトリーとサスペンション設定についても、高い信頼感を評価。
「キネマティクスによってしっかり踏み込める土台があり、Anthem Xを浮かせたり、ローラーセクションでスピードを生み出したりすることが非常に楽しい」
マーヴィンは今後さらに詳しいレビューを行う予定で、初期インプレッションを次のようにまとめています。
「ここには大きな可能性がある。もっと長く乗ってみたいと思わせるバイクだ。ジオメトリーとスペック構成は、高性能なフレーム性能をしっかり支えている。フラットな高速トレイルから長距離ライドまで、幅広いシーンで素晴らしい走りを見せるはずだ」
さらに詳しいレビューについては、以下のリンクをご覧ください。










