昨年の全日本選手権ITT U23クラスを制した寺田選手は、金曜日のITTで連覇を目指してTrinity Advanced Proで出走。土砂降りの雨の中、日本CSCの高低差のある5kmサーキットを果敢に攻めましたが、ライバルが寺田選手のタイムを上回り、惜しくも2位となりました。
翌22日(土)、快晴の中開催された男子U23クラスのロードレースは、日本CSCの5kmサーキットに競輪選手育成所の3kmを加えた1周8kmの特設コースを14周する112kmで争われました。Propel Advanced SLで出走した寺田選手は、終盤に7名まで絞り込まれたレースを残り200mからのロングスプリントで制し、見事全日本チャンピオンの称号を獲得。
最終日となる23日(日)は、男子エリートクラスのロードレースが1周8kmの特設コースを20周する160kmで争われました。総獲得標高が5000mを超える日本CSCの特設コースには、シマノレーシングから8名が参戦し、そのうち7名が新型TCRを選択。
TCRを選んだ理由について香山選手は、「軽量で高い剛性に加えて旧型よりもエアロ性能が高まっているので、全日本のコースにピッタリだと思います。一週間前から乗りはじめたばかりなのに、まったく違和感なく扱えることに驚きました」とコメント。
小雨交じりの中、109名による男子エリートクラスのレースは午前11時にスタート。序盤からハイスピードで展開したことで、7周目には35名程度まで絞り込まれた集団に、シマノレーシングから石原選手、山田選手、入部選手、中井選手、風間選手が加わり、レースは中盤戦へ。
前日から当日朝まで降り続いた大雨の影響でコースの路面が荒れたことで、多数のパンクが発生しましたが、シマノレーシングの石原選手もパンクしながらもすぐに集団に復帰しました。
その後、全日本チャンピオンをかけたハイスピードで厳しいレース展開により、集団は崩壊。14周目に先頭4名による逃げが決まり、最後はゴールスプリントで全日本チャンピオンが誕生しました。完走者わずか19名のサバイバルレースで、シマノレーシングは石原選手が13位、入部選手が17位で完走しています。
リザルト
個人ロードレース(RR)男子U23 : 112km
1位 寺田 吉騎(シマノレーシング)
2位 鎌田 晃輝(JCLチーム右京)
3位 松井 丈治(立命館大学)
31位 大仲 凜功(シマノレーシング)
個人ロードレース(RR)男子エリート : 160km
1位 小林 海(マトリックスパワータグ)
2位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
3位 山本 大喜(JCLチーム右京)
13位 石原 悠希(シマノレーシング)
17位 入部 正太郎(シマノレーシング)
個人タイムトライアル(ITT)男子U23:25km
1位 鎌田 晃輝(JCLチーム右京)
2位 寺田 吉騎(シマノレーシング)
3位 林原 聖真(明治大学)
9位 大仲 凜功(シマノレーシング)
個人タイムトライアル(ITT)男子エリート:30km
1位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
2位 宮崎 泰史(キナンレーシングチーム)
3位 新城 幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)
8位 山田 拓海(シマノレーシング)
12位 香山 飛龍(シマノレーシング)
13位 風間 翔眞(シマノレーシング)
画像提供 : SHIMANO RACING by Satoru.KATO/cyclowired.jp