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ライド前日の21日(土)は、事前受付やプレイベント参加のため、メイン会場に参加者が多く来場しました。GIANTブースでは、2025モデルで新型となったREVOLT ADVANCED PRO 1およびフレームセット、さらにCADEXのグラベルライドに対応する製品群を展示。実車をじっくりご確認いただくとともに、翌日参加するGIANTおよびLivユーザーのフォトキャンペーンも実施いたしました。
GIANTブースの様子を、スポーツ自転車の楽しみ方の可能性を広げる初心者に向けた情報サイト「GRAVEL ROAD HACK」に取材していただきましたので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=geHaOoANm_0
ライド当日は、全国から集まった600名以上の参加者が、走行距離と獲得標高の違う3つの広大なグラベルコースを目指して、早朝から順番に出発していきます。
今回、MTBダウンヒル(DHI)競技でGIANTサポートライダーの清水一輝選手が、REVOLT ADVANCEDとともに最長125kmの「PAS Ex Long」コースに挑戦いたしました。DHI競技者の清水選手が最長グラベルコースに挑んだ理由や、ニセコグラベルの感想をインタビューしましたので以下ご紹介いたします。
清水一輝(シミズ カズキ)
172cm/63kg主な戦績:全日本選手権DHI優勝5回、アジア選手権DHI優勝2回、全日本選手権Enduro優勝
https://www.giant-bicycles.com/jp/teams-and-riders/japan-rider/294/null/1807
Q) ニセコグラベルに参加しようと思った理由は?
A) マウンテンバイク(MTB)以外のサイクルスポーツに挑戦したくなり、ロードとMTBの中間でもあるグラベルバイク「REVOLT」に乗り始めました。その後、一番人気のあるイベントでもある「ニセコグラベル」に参加したくなっていました。コースは一緒に走ったGIANTの斎藤さんに、「挑戦するならエクストラロング」しか選択肢はないと言われて選べなかったですけどね(笑)。きつかったけど、結果として最長距離にチャレンジして完走できたことは良い体験でした。
Q) イベントの感想は?
A) 前日のエキスポを含めて、自転車を遊ぶためのツールと考えている参加者が多い印象で、「ニセコグラベル」はレースではなくサイクリングイベントなのだと思いました。特にミドルコースでは、私服で参加する方も多くみられ、キャリアに荷物を載せたスタイルの方もいました。走り切れるか心配になるような方もいましたが、各々のスタイルで楽しめるのがいいですね。REVOLTユーザーとも交流できたのは嬉しかったです。
Q) エクストラロング(距離125km、獲得標高2311m)参加に向けて、準備したことは?
A) あまり準備はできなかったけど、八ヶ岳と岐阜のグラベルを仲間と走りました。また、ロードワークもREVOLTで実施してきました。十分すぎる準備をしたのは補給食です。羊羹とジェルをたくさんフレームバッグに入れたけど、フィードが充実していたこともあり半分も食べなかったですけど(笑)。
Q) 機材面ではどのような準備をしましたか?
A) REVOLT ADVANCED 2をベースに、コンポーネントをSHIMANO GRX Di2 2x12sに、ホイールもGRXのカーボンホイールに変更しました。最初は1x12sにしてみたけど、ロードワークでギアが足らなかったこともあり、シマノさんにダブルに変更してもらいました。タイヤは純正のMAXXIS RAMBLER 40Cで、Mサイズの「H2Pro Frame Bag」にウェア類と補給食を入れて、ボトルが出しやすいように「Airway Sport SidePull Cluth12」ケージを装着しました。これは、ケージの下に工具を装着できるので便利です。
Q) エクストラロングを完走してみての感想は?
A) 125kmを走り切れるか不安だったけど、途中トラブルもありながら一緒に走った仲間のサポートもあり、このコースを完走できたので達成感がものすごくあります。グラベルはもちろん、すばらしい北海道の景色や、参加者との会話、フィードでの美味しい補給食などなど、上げたらきりがないほど楽しめました。正直、距離はミディアムかロングでも良かったかと思っています(笑)。
Q) 一番印象に残っているグラベル区間は?
A) 第1フィード直後のグラベルのダウンヒル区間です。たぶん6分ぐらい下っていたと思います。ハイスピードだけど路面も少し荒れていて走りごたえありました。グラベルで200m以上登ったあとだし、かなり極上でした。正直カルチャーショックでしたね。また、コースには渡渉(沢渡り)もたくさん組み込まれていて、全体的にアドベンチャー感があって最高でした。
Q) 一番印象に残ったエイドや補給食は?
A) 最終エイドの「らんらん公園」のメロンとおにぎりです。身体が欲しているタイミングでとうとう米がきたと思いました。塩加減含めてあれはもう最高でしたね(笑)。その前の大福とか、トマトとホオズキ、クラムチャウダーも美味しいし面白いなと思いました。このようなサービスを受けられるのもライドイベントの魅力だと思うし、MTBイベントにフィードバックできないかの視点でも見ていました。
Q) 次はMTB以外でどのような活動をする予定ですか?
A) 直近ではグラベルイベントの「グラインデューロ」に参加予定です。今後は、サイクリングイベントの参加はもちろん、ロードレースにもチャレンジしてみたいです。