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マイヤースミス選手がMTBダウンヒル・ワールドカップで初優勝!

2025年10月6日

チーム/ライダー

アメリカ・ニューヨーク州レイクプラシッド村で開催されたMTBワールドカップ DHI (ダウンヒル) 第9戦で、GIANT Off-Road Factory RacingのDHチームに所属するルーク・マイヤースミス選手(オーストラリア)が、自身初となるW杯優勝を果たしました!

アディロンダック山脈の雄大な景観の中に設けられた全長2kmのコースは、前半のテクニカルセクションと後半のペダリングセクションで構成されており、エンデューロで結果を残してきたマイヤースミス選手にとって有利なレイアウトでした。愛車の「Glory Advanced」と共に、予選を2番手で終えると、決勝では完璧な走りを披露して、キャリア最大の勝利を手にしました。

土煙が立つほどに乾燥して滑りやすくなった路面状況に加え、大きな穴や岩が点在するテクニカルかつミスしやすいコースに、複数の有力ライダーが転倒を喫してしまいます。しかし、マイヤースミス選手は決勝のスタートから快調に飛ばすと、全ての中間計測地点をトップで通過。ワールドカップ優勝経験者や世界王者を抑え、2位の選手に1秒以上の差をつけて、暫定首位に立ちます。

フィニッシュラインを越えた23歳のマイヤースミス選手は、別チームでワールドカップ DHIを転戦する弟のレミー選手と抱き合い、喜びを爆発させます。そしてマイヤースミス選手の後に出走した最終走者のルカ・ショー選手(アメリカ)は好走したものの0.07秒及ばず、マイヤースミス選手の勝利が確定。その喜びを「この勝利は僕にとってすべてです。人生をかけて努力してきたことが実を結び、本当に最高の気分です」と表現しました。

今年3月に2度目となるオーストラリア選手権DHI優勝を果たし、8月にはCrankworx OG カナディアン・オープン・ダウンヒルでも勝利。しかし、ワールドカップ DHIでのベストリザルトは6位で、今季もこれまで10位が最高。「トップ5入りは狙っていましたが、まさか勝てるとは思っていませんでし。優勝できたなんて信じられないです」と驚きを隠しません。

そんなサプライズでの勝利について「前半はできるだけミスをしないように慎重に走りました。ミス1つで大きくタイムを失うので、とにかくスムーズさを意識しました。2つ目の中間計測地点を過ぎたあたりからは、全力でペダルを踏み込んで攻めました。フィジカルとペダリングスキルが求められるコース後半は、自分が得意とするレイアウトでした。オーストラリアで普段走っているコースに少し似ていたので、それが勝利につながったと思います」と振り返りました。

また同じ週末に開催されたXCC (ショートトラック)では、XCチームに所属するダリオ・リロ選手(スイス)がトップから4秒差の4位に。わずかに表彰台を逃したものの、今年のエリート転向後のベストリザルトを獲得しました。

2025年のMTBワールドカップは、10月9日~12日にカナダ・モン=サンタンヌで最終戦を迎えます。シーズン終盤に向けて勢いづくGIANT Off-Road Factory Racingの更なる活躍にご期待ください!

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