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MTB XC全日本選手権:副島選手がエリート初年度でXCO初優勝!

2026年7月24日

チーム/ライダー

灼熱の長野県・安曇野市マウンテンバイクコースを、Anthem Advanced SLと共に力強い走りで完全攻略するとともに、エリート初挑戦でXCO初優勝の快挙を成し遂げたのは、GIANTサポートライダーの副島達海選手 (TRKWorks)。MTBクロスカントリー全日本選手権XCOでジュニア時代から続く連勝記録を6に伸ばすことに成功しました。

▲スタートダッシュを決め、トップに躍り出る副島選手

今回で39回目となったMTBクロスカントリー全日本選手権が開催されたのは、国営アルプスあずみの公園にもほど近い「安曇野市マウンテンバイクコース」。Livサポートライダー小林あか里選手のお母様であるアトランタ五輪MTB代表の小林可奈子さんと、5月に逝去されたお父様・昌樹さんが中心となって作り上げたコースを舞台に、各カテゴリーで日本一を決める熱戦が繰り広げられました。

XCO(クロスカントリー・オリンピック)で使用されたコースの特長は、なんといっても国内では類を見ない登坂の多さ。1周3.8kmあたりの獲得標高は153mで、男子トップ選手でも合計登坂時間は5分ほど (最速ラップは副島選手の11分38秒)。その間に落差のあるドロップオフ、急勾配の下り、パンプトラックをこなす必要があり、フィジカルと極限状態でのテクニックの双方が試されます。

▲序盤からトップ付近でレースを進める副島選手▲ハイペースを刻む中でも、フィードで着実に水を被るなど冷静にレースを進める

2日間に渡る大会の最終レースとして開催された男子エリートには、副島選手を筆頭に、色川岳宏選手(OLIVE)、門田基志選手、西山靖晃選手(ともにGIANT KOIDERU)という4名のGIANTサポートライダーが参戦。暑さを考慮し、当初の予定よりも1周減の全6周で争われました。

真上から太陽光がさんさんと降り注ぎ、危険な暑さがコース全体を包む中、レースは定刻13時30分にスタート。副島選手が力強いダンシングでスタートダッシュを決めると、6月のアジア選手権を制した北林力選手 (UNNO FACTORY RACING) や前日の短距離種目XCCで5連覇を達成した沢田時選手 (宇都宮ブリッツェン) ら7名が先行。早くも優勝候補たちが抜け出す形で1周目を終えます。

▲テクニカルなコースレイアウトも完全攻略▲今大会の目玉セクションである「デンソーエアCOOLドロップ」を越えていく副島選手▲全日本選手権でも信条の魅せる走りを披露

暑さの影響を感じさせず、なおも信条とする攻めの走りを続ける副島選手に追従できたのは北林選手のみで、2周目からは両選手による攻防に。そして、その均衡が破れたのは4周目の中盤のこと。ハイペースを刻む中でも、フィードで着実に水を被るなど冷静にレースを進める副島選手は、最高到達地点に向かう登りで、北林選手を振り落とすことに成功します。

パンプトラックセクションではウィップを決めるなど、副島選手は魅せる走りを交えながらも快走を続け、4周完了時には19秒、5周完了時には46秒とリードを拡大。最後はシンプルなガッツポーズとともに雄叫びをあげながらフィニッシュラインを越え、エリート初挑戦にして初優勝という偉業を成し遂げました。

▲力強いガッツポーズと共に独走でフィニッシュラインを通過した副島選手▲(左から) TRKWorksの小林輝紀監督、副島選手のAnthem Advanced SLを組み立てたLa.sista Cycling Shopの宮城義一代表、副島選手、チームメイトでXCO女子エリートを制した石田唯選手と

また、2021年のジュニア優勝を皮切りに、2022年~2025年にかけてのU23を負け無しの4連覇で終え、今年はエリート初年度で勝利と、副島選手は全日本選手権での連続優勝記録を6に更新。今大会ではTRKWorksのチームメイトである石田唯選手との男女アベック優勝となり、まさに記録づくしの勝利となりました。

「自分のベストを尽くすことに集中しました。めっちゃ嬉しいのですが、これがゴールではありません。もっと先へという思いのほうが強いです」とレース直後に語った副島選手。フィニッシュから10分後には、その先を見据えていました。

▲XCO男子エリート▲副島選手の優勝に貢献したAnthem Advanced SL

「最後はつらかったし100点満点のレースができたとは言えません。(2位の) 北林選手は暑さの影響で本調子でなかったようで、本来であればもっと強いはずです。この勝利は世界への第1歩ということで、浮足立たずに、ここからさらに強くなれるよう頑張っていきたいです」。

全日本選手権を終えて、副島選手は海外レース転戦を本格化させていく予定です。8月にはマレーシアで開催されるアジアコンチネンタルシリーズに参戦し、10月にはMTB発祥の地であるアメリカで再びワールドカップに挑みます。ロサンゼルスオリンピックに向けて歩みを進める副島選手の更なる活躍に、ぜひご期待ください!

色川選手はリアのトップ側3段が使えないという変速トラブルを抱えながらも、中盤スタートから8位にまでジャンプアップすることに成功し、見事UCIポイントを獲得。GIANT KOIDERUは西山選手が17位、門田選手が20位でレースを終えています。

▲8位:色川岳宏選手 (OLIVE)▲17位:西山靖晃選手 (GIANT KOIDERU)▲20位:門田基志選手 (GIANT KOIDERU)

全日本選手権は終了しましたが、シーズンは10月中旬まで続きます。Anthem Advanced SLを駆るGIANTサポートライダーへの引き続き応援よろしくお願いいたします。

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