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イデン選手がIRONMAN世界選手権で2位表彰台を獲得!

2026年10月12日

チーム/ライダー

10月10日 (土) にハワイ島コナで開催されたIRONMAN世界選手権。バイクパートとランパートで追い上げを見せたGIANTサポートアスリートのグスタフ・イデン選手 (ノルウェー) が2位でフィニッシュし、IRONMANプロシリーズの年間総合王者に輝きました。同郷のクリスティアン・ブルメンフェルト選手は8位でフィニッシュし、IRONMANプロシリーズで年間総合3位を獲得しています。

再び男女ともコナ開催となった、今年のIRONMAN世界選手権。2022年に優勝を飾った思い出の地で圧巻の走りを披露したのはイデン選手。しかし、そのレース展開は順調なものではなく、困難を乗り越えた末の表彰台獲得でした。

スイムパートを先頭集団から1分51秒遅れで終えたイデン選手でしたが、バイクパートでは安定したペースを維持して順位を上げます。88km地点までに追走集団へと合流したものの、ドラフティング違反の判定によって3分のタイムペナルティーを強いられ、トップ10圏外へと後退してしまいます。

「ペナルティーを受けたときは、レースを諦めかけました。でも、そこからは挽回するしかなかったので気持ちを切り替えました。一秒一秒を大切に、まずはトップ5、次に表彰台、そして優勝を目指して走りました」とイデン選手は振り返ります。

先頭から約9分遅れでランパートをスタートしたイデン選手。それでも、クイーン・カアフマヌ・ハイウェイを走りながら着実に差を詰め、ひとり、またひとりとライバルを追い抜いていきます。終盤にはトップを走るバンサン・ルイ選手 (フランス) の姿を視界に捉えたものの最後はわずかに届かず。2位でのフィニッシュとなりました。

「本当に過酷でした。とにかく、ものすごく過酷なレースでした。最後は、ただフィニッシュラインまでたどり着くことだけを考えていました。2位という結果には満足しています」とレース後に語ったイデン選手。

バイクでのタイムペナルティーが悔やまれるものの、ランパートではその言葉の通りに全力を出し切って2時間36分58秒の今大会最速タイムをマーク。総合タイムは7時間49分02秒で、ルイ選手とのタイム差はわずか1分36秒でした。

幸運を呼ぶ帽子、再び

今大会でもイデン選手は、トレードマークともいえる「幸運の帽子 (ラッキーハット) 」をかぶってランパートに臨みました。2019年に行われた東京五輪テストイベントのために来日した際に、トレーニングキャンプを行っていた山梨県・甲府の路上で偶然「幸運の帽子」を拾ったことからイデン選手のサクセスストーリーが始まり、その年の9月にフランス・ニースで開催されたIRONMAN 70.3世界選手権で勝利。以降、2022年のコナ優勝をはじめとした数々の大舞台で着用してきました。

帽子に記されているのは、台湾中部・彰化県にある道教寺院「埔鹽順澤宮(プーイエン・シュンツェーゴン)」の名前。台湾の神様を祭る寺院が参拝者向けに配布していた帽子でした。GIANTの本社がある台中からも遠くはない場所です。

イデン選手は「これこそが、元祖・特別な幸運の帽子です。この帽子があらゆるものを自分にもたらしてくれると信じていました。優勝は叶いませんでしたが2位も素晴らしい結果です」とコメントしました。

亡き母へ捧げるレース

「フィニッシュラインを越えた瞬間、感情が一気に込み上げてきて、涙があふれてきました」と語るように、今回の表彰台はイデン選手にとって感慨深いものとなりました。2022年にコナで世界王者となってから4年。最愛の母を亡くし、レースでも思うような結果が出ないなど、苦しい時間を過ごしてきたものの、再び今大会のコナで輝きを取り戻したのです。

今大会では、亡き母への思いを込めた特別デザインのレースウェアと「Trinity Advanced SL」を使用。バイクにはプロトタイプのリアホイールを含む「CADEX Aero WheelSystem」を組み合わせ、ヘルメットには「Giant Rivet Mips」を選択し、バイクパートを駆け抜けました。イデン選手がコナで使用したバイクは、ノルウェーがん協会(Kreftforeningen)を支援するために活用され、募金活動の賞品として提供されます。

シーズンを通じた戦いを制し、年間総合王者に

イデン選手はシーズンを通じて着実に調子を上げてきました。IRONMANテキサスでは8位、IRONMANフランクフルトでは2位、さらにニースで開催されたIRONMAN 70.3世界選手権では4位に入り、今回のコナでの2位フィニッシュをもって、IRONMANプロシリーズの年間総合王者を戴冠。最終獲得ポイントは20,177点で、総合2位のヨナス・ショームブルク選手 (ドイツ) を、わずか53点差で退けました。

ブルメンフェルト選手もシリーズ総合3位に

同じくGIANTサポートアスリートで、同郷のブルメンフェルト選手もコナで力強い走りを見せました。

スイムでは先頭集団に位置し、厳しいバイクパートを終えてT2(バイクからランへのトランジション)に5位で到着。しかし、マラソンの中盤でペースを上げたものの、その勢いを最後まで維持することはできず、7時間58分06秒で総合8位となりました。

それでも、ブルメンフェルト選手にとって2026年は充実したシーズンでした。IRONMANテキサス、IRONMAN 70.3オーシャンサイド、IRONMAN 70.3ジーロングで優勝。さらに、チャレンジ・ロートとニースで開催されたIRONMAN 70.3世界選手権では2位に入っています。最終的な獲得ポイントは19,985点。これにより、IRONMANプロシリーズの総合3位を確保しました。

イデン選手の総合優勝とブルメンフェルト選手の総合3位。GIANTがサポートする2人の選手が、2026年のIRONMANプロシリーズの表彰台に名を連ねる結果となりました。

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