今年で2回目の開催となった「GIANT MTBミーティング 2025」。グラビティ界のレジェンド・清水一輝選手(BLAZE A TRAIL)と、クロスカントリー競技U23で4年連続全日本チャンピオンの副島達海選手(TRK WORKS)をゲストに迎え、GIANT MTBグラスルーツプログラムメンバーもスクール運営サポートなどでスタッフとして参加。悪天候の中での開催でしたが、参加者全員がMTBの魅力を全身で感じる一日となりました。
以下、写真とともに各イベントの様子をレポートいたします。
GIANT MTBミーティング 2025
【開催日】2025年10月11日(土)
【場所】富士見パノラマリゾートMTBパーク(https://www.fujimipanorama.com/mtb/)
初心者MTBスクール&ライド by 清水一輝

雨で路面がしっとりとしたコンディションの中、清水選手による初心者向けMTBスクールがスタート。「ブレーキの使い方」や「バイクを倒す感覚」などの基本動作を、スキルパーク内で丁寧にレクチャーしました。清水選手とともに、グラスルーツメンバーも参加者をきめ細かくサポートしながら進行しました。

スクールの終盤は、第1リフトに乗って「一人前トレイル」を全員で安全に走り切り、これまで身につけたスキルを実践。短時間ながらも上達を実感したという声が多く、雨雲の下とは思えないほど、参加者の笑顔が晴れやかに輝いていました。

XCOスクール&ライド by 副島達海

副島選手によるクロスカントリースクールは、参加者のレベルに合わせて内容をカスタマイズ。登坂でのペダリング効率やコーナリングのライン取り、スタート練習など、豊富なレース経験に基づく実戦的なアドバイスが中心でした。副島選手は一人ひとりの走りを丁寧にチェックし、的確なフィードバックを送る姿に、受講者は真剣な表情で耳を傾けていました。

後半は、ドロップオフやロックセクションの攻略ポイントを伝授し、まるでトレーニングセッションのような濃密な時間となりました。

GLORY & REIGN ユーザーライド

GIANTのグラビティMTB「Glory」および「Reign」シリーズ限定のグループライドは、迫力満点の内容に。山頂付近は霧がかかる中、清水一輝選手やグラスルーツメンバーとともにコースを走り、高速バームターンやジャンプセクションをトレインライドで駆け抜けました。

アクティブなライドはもちろん、ライド後には機材や走りについて語り合う姿も印象的で、終始一体感に満ちたセッションとなりました。

初級者グループライド

午前中の初心者スクール参加者を中心に実施された「初級者グループライド」では、副島達海選手がアテンド。まず、第4リフトに乗り、「Glory / Reign ユーザーライド」グループと合流して記念撮影。

ドローンに見守られながら、初級ダウンヒルコース「絶景トレイル」に全員で挑戦。途中にはやや難しいセクションもありましたが、参加者同士が声を掛け合いながら安全に走行しました。休憩中は、副島選手の軽快なトークで笑顔が絶えず、特にキッズたちが楽しんでいる様子が印象的。走り切った参加者の表情には、達成感がにじんでいました。

本格コースでの試乗会

会場ではGIANTの最新MTBを試せる試乗会も実施しました。定番モデルから新型E-MTBまで、多彩なラインナップを富士見パノラマのコースで実際に体感。参加者からは「想像以上に軽快」「サスペンションの動きが滑らか」といった声が多く聞かれ、製品の特徴や魅力を体感できる貴重な機会となりました。

大人も子供も熱狂したスプリントスラローム

ブース横の舗装路特設ミニコースで開催された「スプリントスラローム」では、雨の中でも大人から子どもまで本気の走りを披露しました。短いコースながら、スタートダッシュとコーナーワークで勝敗が分かれる展開に、観客からも大きな歓声が上がります。キッズたちは何度も挑戦し、ゴールを目指す姿が印象的でした。

清水選手、副島選手、グラスルーツメンバーによるエキシビションレースでは、コンマ差の白熱した戦いの末、清水選手が勝利。キッズたちに応援される中、笑顔あふれるセッションとなり、短時間ながら大いに盛り上がりました。
開催後、プロデューサーの清水選手からこのプログラムは「ぐるぐるチャレンジ」に改名されることが発表され、今後さらに親しみやすく楽しいイベントとして定着することが期待されます。

笑顔が溢れたジャンケン大会
イベントの終盤には、清水選手、副島選手、そしてグラスルーツメンバー3名によるジャンケン大会を開催しました。
雨は上がり、ブース前はキッズたちを中心に熱気があふれます。GIANT製品や選手から提供された特別なアイテムなどをゲットするべく、参加者は大いに盛り上がりました。笑顔あふれる雰囲気の中、イベントの最後を締めくくりました。

まとめ
雨の影響もあった一日でしたが、参加者全員がMTBの楽しさを体感できたイベントとなりました。「仲間と一緒に走る喜び」「フィールドごとに広がる楽しさ」、そして「プロライダーから学ぶ感動」を存分に味わった参加者の表情には、MTBの魅力と可能性があふれていました。
GIANTは今後も、ライダー同士がつながり、学び、成長できる場を提供し続けてまいります。

Photo by Atsushi Matsuda (IG:@cobootes)
Movie by Ryuta Iwasaki (https://www.ryutaiwasaki.com/)
GIANT MTBミーティングおよびグラスルーツプログラム関連記事
清水一輝選手が指導 「GIANT MTBグラスルーツプログラム」参加者募集開始
GIANT MTBグラスルーツプログラム始動! 富士見パノラマで練習会を開催
【MTBグラスルーツプログラム】 DHS白馬岩岳大会参戦!