Defy Advancedシリーズがこの賞を受賞するのは、2013年のDefy Advanced 2以来、二度目となります。GIANTとしては5度目の受賞となり、これは自転車ブランドの中で最も多い記録となります。
BikeRadarのシニア・テクニカル・エディターの一人であるウォーレン・ロシター氏は、24台のロードバイクと5台のエンデュランスバイクの中からDefy Advanced Pro 2が選ばれた理由を「性能、価値、快適性が比類なくブレンドされた“純粋なロードバイク体験”を提供するからだ」と説明します。
エンデュランス・カテゴリーでは、Defy Advanced Pro 2の他に、Canyon Endurace CF SLX 8 Di2、Cinelli Pressure ADR 105di2、Lauf Utald Force、Specialized Roubaix Compがテスト対象。最初に2時間のシェイクダウンを行った後、さまざまなコンディションで132kmのルートを走ることで性能を比較し、Defy Advanced Pro 2は競合他社のバイクを上回る結果を出しました。ロシター氏の評価基準は、ハンドリング特性、バイクの装備、バイクの価値、そして最終的には、どれだけ楽しんで乗れるかということでした。最終的に、Defy Advanced Pro 2がこれらを満たす勝者となりました。
Defy Advanced Proの乗り心地の特徴としては、重量を増やすことなく“しなり”によって路面からの衝撃や振動を軽減するD-Fuseシートポストや、同じ設計原理と利点をコックピットに応用した軽量コンタクトD-Fuseハンドルバーなど、設計要素が貢献しています。フレーム後部では、ドロップされたシートステイがリアホイールからライダーに向かって伝わる路面からの衝撃や振動を吸収します。フロントには、GIANTのAdvanced SLまたはAdvanced Composite(シリーズにより異なる)を採用したフォークが再設計され、フロントホイールより伝わる路面からの振動を吸収します。
このような優れた特性の結果、レーシングマシンに匹敵する安定性と快適な乗り心地を実現。さらに、すべてのDefyシリーズに装備されたハイボリュームの32mmタイヤが、効率性、グリップ力、オールラウンドなコントロール性に貢献しています。
ロシター氏はレビューの中で、Defyのフレームジオメトリについて以下のように書いています。「72.5度のヘッドアングルと73度のシートチューブアングルで、エンデュランスバイクとレースバイクの間のスイートスポットを突いている。レースバイクのようにクイックなハンドリングでありながら、安定性と追従性を兼ね備えている。ロードに特化したエンデュランスバイクとして、このバイクは他の追随を許さない。」
またロシター氏は、Defy Advanced Proの受賞に至ったパフォーマンスを以下のようにまとめています。「この軽くて速いバイクはクラスリーダーであり、はるかに高価なライバルを凌駕している。エンデュランス・ロードバイクを探しているならこれ以上のモデルはないと思う。」
Defy Advanced Proの技術的な詳細などは特集ページをご参照ください。
また、本レビューの全文を読むには、BikeRadarのウェブサイトをご覧ください。
https://www.bikeradar.com/reviews/bikes/road-bikes/2024-giant-defy-advanced-pro-2-review