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CX東京で柚木選手が3位表彰台獲得 副島選手がJCXシリーズ年間王者に

2025年2月13日

チーム/ライダー

2月9日(日)、2年ぶりに復活を果たしたシクロクロス東京に、GIANTサポートライダーの柚木伸元選手(日本大学)と副島達海選手(大阪産業大学)が参戦。お台場海浜公園の砂浜で繰り広げられた2024-25シーズン最終戦で、柚木選手が3位表彰台を獲得し、4位に入った副島選手がJCX/JCFシリーズの年間王者に輝きました。

昨年10月初旬より全国各地で熱戦が繰り広げられてきた2024-25シーズンのJCX/JCFシリーズも、2年ぶりの復活となる「弱虫ペダル×Champion System CYCLOCROSS TOKYO 2025」で千秋楽。2日間の大会の最後に開催された「ME1 Top35」は、CXの国内最高峰カテゴリー「ME1」の中でもJCXランキング上位35位に入った精鋭と、初日の「ME1」の上位3名のみが参加可能で、世界選手権を終えたばかりの柚木選手と副島選手もスタートラインに並びました。


シクロクロス東京の名物と言えば、果てしなく続く長い「砂」の路面です。好天が続いたことで砂が完全に乾燥し、軽くペダリングしただけでも簡単にタイヤが埋もれてしまうほど。このため、踏み固められた轍が出来にくく、乗車したまま通過するのが困難な箇所がコース中の至る所に出現。乗車とランニングの使い分けや、わずかな轍をトレースし続けるテクニックが試されるレースとなりました。


全9周のレースは最前列から素早く加速した副島選手のホールショットで幕を開けます。全日本王者の織田聖選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)、副島選手、柚木選手という世界選手権帰りの3名が抜け出して先頭集団を形成しますが、スムーズに乗車と降車を使い分ける織田選手が中盤から独走。後方からハイペースを刻んだゴセ・ファンデルメール選手(オランダ、Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt)が2位に番手を上げ、表彰台の残る1枠は副島選手と柚木選手が争うことに。


表彰台争いが大きく動いたのは8周目の序盤、コントロールライン直後のシケインでのこと。シケイン自体に高さがあり、間隔が狭く、大きく減速する必要がある直角コーナーの直後という、バニーホップで越えるにはハイリスクなレイアウトにも関わらず、「ME1 Top35」の中でもただ1人跳んだのが柚木選手でした。


柚木選手は7周目の終わりに副島選手を捉えた勢いそのままに加速して先行し、バニーホップでシケインを越えると、その後の緩やかな登りで素早く加速し、一気にリードを拡大。3位表彰台争いは柚木選手に軍配があがり、鉄壁の強さで優勝した織田選手、2位のゴセ選手と共に、レインボーブリッジを後方に望む表彰台に登壇しました。


副島選手は4位でのフィニッシュとなりましたが、JCXシリーズでは4レース(茨城土浦、御殿場、幕張、東海WNP)を制したほか、3レース(関西琵琶湖、松伏、全日本宇都宮)で2位表彰台を獲得した結果、2024-25JCXシリーズの年間王者に輝きました。また、JCFシクロクロスランキングも制し、男子エリートと男子U23で2冠を達成。1週間前の世界選手権では2針を縫う怪我を負いながらも、フライオーバーでテールウィップを決めるなど、持ち前の魅せる走りで観客を沸かせ、飛躍のシーズンを締めくくりました。


AJOCC公認レースは3月中旬まで全国で開催されますが、副島選手はMTBクロスカントリー、柚木選手はロードレースへと主戦場を移します。今冬のシクロクロスシーンを沸かせた両選手へ、引き続き応援よろしくお願いいたします!

世界選帰りの副島選手、柚木選手、渡部選手が参加したサイン会

2月9日(日)の午前、GIANTブースではUCIシクロクロス世界選手権に参戦した副島選手、柚木選手、Livサポートライダーの渡部春雅選手(明治大学)によるサイン会を開催いたしました。肌寒い中ではありましたが、大勢のファンや関係者の皆さまにご来場いただきました。中には監督として日本代表を率い、今大会では副島選手に次ぐ5位でフィニッシュした竹之内悠選手(/slash Cinelli-Vision)の姿も。フォトグラファー田辺信彦氏が撮影した世界選手権の写真を使用した特製ポストカードもご好評いただきました。



GIANT JAPANのSNSでは、レースやサイン会、表彰式など様子をまとめたスペシャルムービーを公開中です。こちらも併せてチェックをお願いいたします。

Photo : GIANT JAPAN, Michinari Takagi (サイン会写真)

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