国内ロードレースシーズンの開幕戦として開催された「JBCF第1回東京クリテリウム」。シマノレーシングが参戦する最高峰カテゴリーのJプロツアーのみ、年間ランキングにカウントされない「特別戦」として実施されたものの、クリテリウムを得意とするスピードマンが多数参戦し、その好立地から多くの観客が沿道に詰めかけました。
東京クリテリウムの舞台となったのは、スポーツの聖地としておなじみの東京・明治神宮外苑。聖徳記念絵画館前の直線をスタート/フィニッシュとし、神宮球場や国立競技場の横を通過する1周1kmのショートコースは、ホームストレート前後の直角コーナーをU字でつなぐというシンプルなもの。これを40周する40kmで争われました。
シマノレーシングからは、スプリント力に長ける中井唯晶選をはじめ、風間翔眞選手、香山飛龍選手、冨生大地選手、山田拓海選手、渡邉和貴選手(新加入)の6名がスタートラインに並びました。
道幅が広く、フラットかつシンプルなコースゆえに、序盤からハイスピードでレースが進行する中、シマノレーシングは各選手を常にメイン集団先頭付近に送り込む積極的なレースを展開します。35周目に優勝候補の1人である兒島直樹選手(ブリヂストンサイクリング)が逃げるも、香山選手が気迫の追走で、この危険な動きを吸収。その後もハイスピードを維持し、大きな集団のまま最終盤を迎えます。
ラスト2周、終始積極的に集団をけん引した風間選手が再び集団前方へとポジションを上げ、前を固めるブリヂストンサイクリングの列に割って入ります。その後方では中井選手が徐々に番手を上げてスプリントへ備えますが、最後はわずかな隙をついて独走した松田祥位選手(チームブリヂストンサイクリング)が勝利。中井選手は6位でシーズン初戦を終えました。
チームを率いる野寺秀徳監督のコメント:今日のレースは合格点の80点
「初めてのコースではあるものの、集団スプリントで決着する可能性が高いと予想し、中井選手をエースとしました。しかし、フィニッシュ前ではブリヂストンサイクリングや、トラック・スクラッチ世界王者の窪木一茂選手(愛三工業レーシング)に分があるので、逃げの可能性も探りながら走りました。ラスト5周を集団前方で展開し、最終コーナーを先頭で通過できるかが勝負の鍵だと考え、上手く出来た部分もありましたが、ブリヂストンサイクリングが一枚上手でしたね。
それでも、プラン通りに連携し、集団前方を陣取り、エースを発射する前の段階まで、チームとして組織的に動けたことは今日の成果です。また、新加入の渡邉選手が積極的に動いて戦力になってくれたことも大きな収穫でした。完璧ではなかったし選手たちも納得できていない部分もありますが、目的を達成しようとする走りを出来たという点で、今日のレースは合格点の80点。11月までの長いシーズンが始まりましたが、今シーズンも応援よろしくお願いします!」
Jプロツアーは2月22日(日)に鹿児島県鹿屋市で開催される「鹿屋・肝付ロードレース」を皮切りに、10月下旬まで全12戦で争われます。2年連続のチームランキング首位獲得を経て、Propel Advanced SLとTCR Advanced SLと共に更なる高みを目指すシマノレーシングの戦いに、ぜひご期待ください!
シマノレーシングがシーズンイン 東京クリテリウムで中井選手が6位に
2025年2月19日
チーム/ライダー
2月16日(日)、東京・明治神宮外苑で開催された「JBCF第1回東京クリテリウム」にGIANTがサポートするシマノレーシングが参戦。積極的なレース展開で中井唯晶選手が6位でフィニッシュし、翌週に控えたJプロツアー開幕戦に向けて弾みを付けました。