フランス中東部のディジョンを目指す第6ステージ、チーム・ジェイコ・アルウラーのフルーネウェーヘンは白地に赤と青のアクセントが入ったPURSUITヘルメット、CADEX 50 Ultra WheelSystemとCADEX Aero Integrated Handlebarを装着し、カスタムペイントを施した新型Propel Advanced SLで出場します。フルーネウェーヘンはその最終スプリントで、昨年のツールのポイント賞を獲得したヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)を抑えて勝利を収めました。またフィリプセンは、ラスト100mで危険な走りをしたとして、集団最後尾への降格が課せられました。この裁定により、ビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)が2位に浮上し、フェルナンド・ガビリア(モビスター)が3位となっています。
マコンからディジョンまでの163.5kmの平坦コースである第6ステージは、にわか雨とブルゴーニュ地方を横切る容赦ない横風に見舞われ、ペロトンは分断されました。ウノエックス・モビリティは、残り数キロでベテランスプリンターのアレクサンダー・クリストフをサポートするため、道路の左側でペロトンをコントロールしましたが、残り500メートルで右側のアルペシン・デセウニンクに抜かれます。世界選手権チャンピオンのマチュー・ファンデルプールがフィリップセンをリードします。フルーネウェーヘンは、集団の中でポジション争いを繰り広げ、フィリプセンをかわすと道の左側でスプリントに挑みました。レーススタッフが集団スプリントの接戦映像を確認する緊張の数秒間の後にフルーネウェーヘンの勝利が宣言されます。チーム・ジェイコ・アルウラーのルカ・メズゲッツ、ルーク・ダーブリッジ、マイケル・マシューズ、クリス・ユールイェンセンらが駆け寄り、祝福のハグを交わしました。NTTデータによると、このスプリントでのフルーネウェーヘンの最高時速は71.0kmにも達したとのことです。
フルーネウェーヘンにとって、ツール・ド・フランスでのステージ優勝はキャリア6度目となります。今シーズンはロンド・ファン・リンブルフ、ツアー・オブ・スロベニア、オランダナショナル選手権でのスプリント勝利に続く5勝目であると共に、オランダチャンピオンジャージでのツール初ステージ優勝でもあります。またこの勝利でフルーネウェーヘンはポイントランキング7位に浮上しています。熾烈なレースであるツールですが、引き続きさらなるスプリント勝利を狙います。
フルーネウェーヘンは以下のようにコメントしています。「本当にうれしいよ。素晴らしい気持ちだ。(オランダチャンピオンの)赤、白、青のジャージを着ての快挙だ。以前にこのジャージで勝つのはさぞ映えると言っていたんだけど、ゴールラインでは誰が勝ったかすぐ分からないほどの接戦だった。でも最終的に僕らは勝った。チームはすごく頑張ってくれた。また最後の数キロは落ち着いて走れたし、いいタイミングで流れに乗ることができた。ウノエックスとアルペシンが順位を争っている一方で、僕の右側にフィリプセンがいて、僕たちは隣同士でスプリントしていたんだ。僕は隣とのスプリントが大好きで、ゴールラインぎりぎりで彼に勝った。この第1週での勝利は自分にとってもチームにとっても大きな意味がある。スプリントは本当に難しいし、リードアウトチームも強い選手ばかりだ。でも、今日の結果を誇りに思うよ。また勝てることを期待しているよ。」