
クリテリウム:平均時速50km/hオーバーの高速バトルでフォレーヤ選手が3位入賞!
▲宇都宮の市街地を舞台に開催されるジャパンカップクリテリウム。大勢のロードレースファンが沿道に詰めかけた
▲パレードランでウィリーを披露し観客を沸かせた柚木伸元選手 (シマノレーシング)
▲昨年に引き続き、平均時速は50km/h超えをマーク
10月17日 (土) に開催されたのは、JR宇都宮駅から西に伸びる「宇都宮大通り」を使用した1周2.25kmの特設コースが舞台の「ジャパンカップクリテリウム」。今年で15回目の開催になります。コーナーは2箇所のUターンのみ、かつ平坦路というシンプルなコースレイアウトに加え、15周=33.75kmと距離が短いことから例年ハイスピードなレースが展開され、2年連続で平均時速は50km/hに到達しました。
▲集団前方でアタックに対応し続けるラファティ選手
▲有力選手たちによるアタックの応酬にマシューズ選手も加わる
▲高速なレース展開が続き、集団は常に長く引き伸ばされた状態に
今大会では、有力なスプリンターを擁する海外チームがいなかったことから、UCIワールドチームの選手たちを中心としたアタックの応酬に。Team Jayco AlUlaからはアダム・ラファティ選手 (アイルランド) 、ドイツナショナル王者のフェリックス・エンゲルハート選手、マウロ・シュミット選手 (スイス) が中心となって、この動きに加わります。
▲終盤に向かって集団のスピードを更に引き上げるエンゲルハート選手
▲クーン・ボウマン選手と共にポジションを上げるシュミット選手
集団は常に縦に伸びっぱなし。アタックと吸収を繰り返すも、どれも決定的な動きにはつながらず。混沌とした展開で最後は横一線の集団スプリントで決着し、アナス・フォレーヤ選手 (デンマーク) が3位表彰台を獲得。「楽しいレースでした。最後のコーナーをうまく抜けることができたので3位に入ることができました」と高速レースを振り返りました。
▲混沌としたレース展開になるも最後は横一線の大集団スプリントで決着
▲エンゲルハート選手と健闘を称えあうフォレーヤ選手
▲フォレーヤ選手が3位表彰台を獲得
ロードレース:マシューズ選手がアグレッシブなレース展開を見せるも悔しい結果に
▲雲一つない快晴のもと開催された33回目のジャパンカップ
▲コースに飛び出していく選手たち
ジャパンカップは、1990年に宇都宮で開催されたロード世界選手権を記念して1992年より開催されている大会です。ワールドツアーに次ぐUCIプロシリーズの一戦であり、単日開催のワンデーレースとしてはアジア最高位。例年、世界のトップチームが多数参戦し、憧れの選手たちの本気の走りを一目見ようと、沿道には全国各地からロードレースファンが集まります。
▲今年はたっぷりと水を蓄えた赤川ダムの湖畔を行くメイン集団
▲木漏れ日が差す古賀志林道の登坂を行く15名の逃げ集団
会場は、JR宇都宮駅から北西約15kmに位置する宇都宮市森林公園。1周10.3kmの周回コースは数々の名勝負を生み出してきました。最大勾配14%の急峻な古賀志林道の登坂から、標高差170mを3.5kmで下るテクニカルなダウンヒル、そしてハイスピードな平坦区間やアップダウンの続くスタート/フィニッシュと、バラエティに富んだレイアウトのコースを舞台に、今大会は14周=144.2km/獲得標高2,660mで争われました。
▲逃げ集団に入ったラファティ選手。大会後にエリートチームへの昇格が発表された
▲マシューズ選手での勝負を控え、シュミット選手とエンゲルハート選手が脇を固める
ここ数年は序盤のハイペースによって長く続く逃げが生まれにくかったのに対して、今年はメイン集団が逃げ集団に対して大きめのタイム差を容認。1周目を終えるまでに15名の逃げ集団が形成され、Team Jayco AlUlaからはラファティ選手が入ります。育成チームのHergens Berman Jaycoに所属し、今大会はスタジエ (研修生) として今大会を走ったラファティ選手は、U23のジロ・デ・イタリア (ネクストジェン) で昨年ステージ優勝を挙げた若手有望株で、ジャパンカップ後には来季からエリートチームに昇格することが発表されています。
▲次の展開に備えて集団前方に集まるTeam Jayco AlUlaの選手たち
▲有力選手たちのアタックにより、メイン集団はいくつもの小集団に分割
▲先頭の選手たちを追うマシューズ選手たち
中盤にかけてTeam Jayco AlUlaはメイン集団前方でコントロールに加わり、そして折り返しの7周目に入るとレースは一気に活性化。海外チームの有力選手たちが鋭いアタックを仕掛けると、メイン集団はいくつもの小集団に割れます。
▲19位フィニッシュの悔しい結果となったマシューズ選手
▲Team Jayco AlUlaでの最後のUCIレースを終えたシュミット選手
終盤にかけてはドイツナショナル王者のエンゲルハート選手がアシストし、マシューズ選手が上位集団に送り出します。マシューズ選手は後方集団を牽引し、先頭集団への合流を目指したものの、その願いは叶わず。最後は19位フィニッシュという悔しい結果になりました。
▲46位で完走を果たした林原選手
シマノレーシングは、エースの林原聖真選手が13周目での落車と厳しいレース展開を乗り越え、46位で完走を果たしています。
沿道からの沢山のご声援ありがとうございました!







チームプレゼンテーション、クリテリウム、そしてロードレースと3日間に渡ってファンの皆さんの熱気に包まれた宇都宮ジャパンカップ。GIANTを駆るTeam Jayco AlUlaとシマノレーシングへのご声援ありがとうございました!
Photo : Yuya.Yamamoto / GIANT JAPAN