シクロクロス世界選手権2025に柚木伸元選手と副島達海選手が参戦

2025年2月6日

チーム/ライダー

1月31日(金)から3日間に渡って、フランス・リエヴァンを舞台に開催されたUCIシクロクロス世界選手権。日本代表としてGIANTサポートライダーの柚木伸元選手(日本大学)と副島達海選手(大阪産業大学)が参戦しました。

自転車レースファンにはおなじみの「ルーベ」から40kmほどの距離に位置するリエヴァン。1周2.95kmのコースは激しいアップダウンや砂地といった特徴的な区間こそないものの、凍った土による硬くスリッピーな路面が出現。泥の様相が刻々と変化する難コンディションの中で、虹色の世界チャンピオンジャージをかけた大一番が繰り広げられました。

「今シーズンは世界選手権だけを見据えてトレーニングを重ねてきました」と語る柚木選手は、初日のチームリレーと、2日目の男子U23クラスの2レースに出走しました。チームリレーは、1チーム男女3名ずつが1周ごとにバトンを繋ぐ国別対抗戦で、日本代表は今大会が初参戦。柚木選手は第1走を務め、第2走のLivサポートライダー渡部春雅選手(明治大学)へとリレー。日本代表チームは強豪国と同一周回で完走を果たしています。

→渡部選手の世界選手権レースレポートはこちら(Liv HP)


3回目の挑戦となる男子U23クラスでは、コース右側の壁際からスムーズにスタートすることに成功し、20番手台まで順位を上げます。「日本では経験できないコンディションの中でもベストを尽くすことができました」という本人も納得の走りでレースを進めますが、優勝したティボー・デルグロッソ(オランダ)がハイペースを刻んだことにより、最終周回に進むことは叶わず。3年大会連続のフルラップ完走は成らなかったものの、昨年の52位から大幅に順次を上げて33位でフィニッシュ。その視線は早くも来シーズンを見据えており「20位台を目指します」とU23最終年の目標を明かしました。


一方、柚木選手と同じく男子U23クラスに参戦した副島選手は、本場ヨーロッパの泥レースに苦戦を強いられます。スタート直後の落車で負った怪我の影響や、国内レースと大きく異なる路面状況を前に、持ち味のフィジカルを充分に発揮することができず。2年前の世界選手権U23と同じく順位こそ40位だったものの、トップから-2Lapと満足からは程遠く、悔しいレースとなってしまいました。しかし、帰国後には「もっと強くなって世界選に戻ってきたい」と語っており、その視線は既に次のシーズンを見据えています。

大会期間中、柚木選手と副島選手への沢山の応援ありがとうございました。

画像提供:Nobuhiko Tanabe (Instagram : @nobuhikotanabe)

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