ジャイアントストア京都紫明通
須田 秀一 (すだ しゅういち):株式会社ジャムライド 代表取締役
一般店からの業態転換を経て、ジャイアントストアを11年間運営してきた須田オーナー。地域に根ざした店舗運営の経験と、ジャイアントストアを選択した経緯、そしてこれからの展望について語っていただきました。
オーナーインタビュー
一般店からの業態転換を経て、ジャイアントストアを11年間運営してきた須田オーナー。地域に根ざした店舗運営の経験と、ジャイアントストアを選択した経緯、そしてこれからの展望について語っていただきました。
私がスポーツに惹かれた原点は、実はモーターサイクルでした。ロードレースにも参戦するほど熱中していたものの、結婚を機にライフスタイルが変化。そこで出会ったのが自転車でした。
乗ってみると、想像以上に楽しかったのです。
気づけば、ロードやMTBなどジャンルを問わず、自転車そのものを楽しむように。レースだけでなく、仲間と走る時間や、目標に向かって取り組む過程も含めて、自転車の魅力を少しずつ実感していきました。
生まれも育ちも京都。この街では、自転車が最も合理的で、快適な移動手段だと感じています。
移動手段を自転車に変えたことで、その便利さや心地よさを実感する人は、想像以上に多いと受け止めています。学生の多い街・京都では、日常の足として自転車を選ぶ人が年々増えています。中心部を離れれば走りやすい道も多く、サイクリング環境としてのポテンシャルも高い。そうした街の特性は、スポーツバイクを提案するうえでも大きな強みだと捉えています。
このような地域性を踏まえながら、自転車のある暮らしがもたらす価値を、無理なく自然な形で伝えていくことを大切にしています。お客様に喜んでもらえた瞬間こそが、この仕事を続けてきて良かったと実感できる時間です。
ジャイアントストア開業以前は、京都市内で一般車とスポーツ車を扱う自転車店を経営しており、店舗は12坪と小規模ながら、スポーツバイクの販売台数は年々増加していました。
一方で、周辺には大型自転車販売店が次々と出店。こうした環境の変化を受け、次第にスポーツ車に特化した店づくりを意識するようになります。
そのタイミングで、営業担当者から提案されたのが、ジャイアントストア事業でした。
開業にあたり、不安がなかったわけではありません。
収益性の高い一般車アフターサービスをやめること。
定価販売で、本当に自転車が売れるのかという点。
しかし、こうした懸念は、GIANTブランドの持つ集客力と信頼性によって、徐々に払拭されていきました。
さらに、修理工賃やオーバーホール価格があらかじめ明確に統一されていることも、大きなメリットの一つです。説明がしやすく、お客様との信頼関係を築きやすいと、日々の店舗運営の中で実感しています。
これまで多くのメーカーを扱ってきた中で、GIANTの強みは明確でした。
・完成車からコンポーネントまでを網羅する、3ブランドによる幅広い提案力
・世界トップブランドとしての信頼性
・グループブランドに特化することで生まれる、運営の効率性
最初は勇気が必要でしたが、思い切って転換して良かったと感じています。
開業から11年。その判断が間違っていなかったことを、日々の店舗運営の中で実感しています。
ジャイアントストアの魅力として大きいのが、本社のサポート体制です。店舗システムやバックオフィスの整備、仕入れ面での優遇に加え、DCFフィッティング、下取り、カラーオーダーなど、新しいサービスが継続的に導入されています。
なかでもフィッティングは、これまで本格的に取り組んでこなかった分野でした。不安がなかったわけではありませんが、お客様に提供できる価値が広がることに対する期待の方が大きいと感じています。
講習や研修体制が整っていることで、少しずつ自信をもってサービスを提供できる環境が整いつつあります。
ストアを運営する中で、特に印象に残っているのはお客様の変化です。Escape R3からスポーツバイクを始め、イベントに参加し、やがてロードバイクへと乗り進めていく。そうした過程を、これまで数多く見てきました。
学生の多い京都では、就職を機に他府県へ移った後も関係が続くお客様が少なくありません。イベント会場で再会できることもあり、そうした瞬間は、この仕事を続けてきて良かったと感じる場面のひとつです。
今後の目標は、複数店舗の展開です。ビジネスとしての効率を高めるだけでなく、イベントやセミナーの企画など、お客様への提案の幅をさらに広げていきたいと考えています。
スポーツバイクを、安全に、そして気持ちよく楽しんでもらえる環境づくり。その一助になれればという思いがあります。
生まれ育った京都で、自転車文化を支え続けていくこと。
それが、須田オーナーのストア運営の根底にある考えです。