GIANTのグラベルグラインダーのためのバイク「Revolt」は、ライディングスタイルや走る路面によって、ホイールベースとタイヤクリアランスを2段階に調整可能なFlip Chipシステムを採用しています。

2パターンのポジション

リアドロップアウトの両側には、ショートまたはロングのポジションに設定できるFlip Chipが付属しています。この偏心ハードウェアは、一般的な工具を使って簡単に緩め、取り外し、2パターンのセッティングに入れ替えることが可能です。

 1. ショートポジション:

Flip Chipがショートポジションの場合、ホイールベースは短くなります(ミディアムフレームでは1026mm)。このポジジョンでは、最大45mm幅タイヤの装着が可能です。

 2. ロングポジション:

Flip Chipがロングポジションの場合、ホイールベースが10mm(ミディアムフレームでは1036 mm) 延長され、最大53mm幅のタイヤが装着可能となります。

ポジションによるライディングの違い

ショートポジション:

ホイールベースが短いと、より俊敏な乗り心地になり、舗装路と未舗装路が混在するような路面を走る際に最適な選択肢となります。レスポンスの良いフィーリングは、スピード、効率、クイックなハンドリングが重要な場合に推奨されるセッティングです。

ロングポジション:

ロングポジションはホイールベースを延長し、険しい砂利道やダートでの安定性を高めます。タイヤクリアランスを拡大することで、最大53mm幅タイヤの装着が可能になり、トリッキーでテクニカルな路面の走行に最適な選択肢となります。