Skip to main content

SMALL ACTS, GIANT IMPACT

この環境に優しいボトルケージは、廃棄されたプラスチック製漁網を原料とするリサイクル素材を採用。海洋環境の保全に貢献すると同時に、生産時のCO2排出量を大幅に削減することに成功しています。ボトルケージは毎年数百万個が生産されており、リサイクル素材を採用することで大幅な環境負荷低減が期待できます。これは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。

fishing nets around dolphin

ゴーストネット:不法投棄された漁網

毎年60万トン以上、自動車であれば42万6666台分に相当する重さのゴーストネットが海へと流出しています。海水中のマイクロプラスチックを増加させ、海洋生物に悪影響を及ぼすゴーストネットは、生態学的に深刻な問題となっています。

漁網からボトルケージへ

GIANTはまず、地元の関連業者と協力しながら廃漁網を回収します。そして、ボトルケージ成型の前段階となるペレットに加工するための下準備を行います。

fishing nets
ステップ1:漁網の回収
台湾各地の大小様々な漁業関係者から、廃棄する漁網を回収します。
pulling fishing nets
ステップ2:分別と不純物の除去
回収した漁網を素材ごとに分別し、不純物を取り除きます。
washing nets
ステップ3:洗浄と乾燥
塩水はプラスチックの品質に悪影響を及ぼします。このため、各魚網を真水で丁寧に洗い流し、太陽の下で乾燥することで、塩分を取り除きます。この工程には数か月を要することもあります。
fishing net
ステップ4:切断
溶解工程に先立ち、漁網を扱いやすいサイズに切り分けます。
melting fishing nets
ステップ5:糸状に成形
切り分けた漁網を溶かして液体状にし、糸状に成形します。
pellets
ステップ6:ペレットの完成
冷却し、固体となった糸状のプラスチックを細かく切断し、PCRペレット(※)が完成します。このペレットを、ボトルケージの製造工場へ出荷します。※Post Consumer Recycled:市場で使用済みの製品を回収・再生資源化すること
cages
ステップ7:ボトルケージに生まれ変わる
最終工程で、PCRペレットに補強材としてファイバーフィルを加えることで、強度と耐久性に優れたボトルケージが完成します。

なぜリサイクル素材をボトルケージに採用するのか?

ボトルケージは毎年数百万個が生産されており、リサイクル素材を採用することで環境負荷の大幅な低減が期待できます。これは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。

CO2排出量の削減

PCRペレットを使用することで、ボトルケージ製造時に発生する環境負荷を大幅に軽減できます。Airway Sport/Sidepull Recycle Bottle Cageの生産時のCO2排出量は1個あたりわずか150gで、新品の素材だけを使用した場合と比較して54%削減を達成しています。

新品同様の品質

分別、洗浄、乾燥の各工程を丁寧に行い、廃棄された原材料から塩分や不純物を完全に取り除きます。さらに、補強用繊維を加えることで、新品の素材を使用した際と同等の強度・耐久性をを持つリサイクルボトルケージを作り出すことができます。

Enviro Mark(環境マーク)

Enviro Markは、環境に配慮した製品であることを示しています。このマークがついた製品を使用することは、持続可能な世界の実現に向けて貢献していることになります。

LEARN MORE